【ポサリンピック2022】アングラハントバトル振り返り+地下大洞窟の仕様について
こんにちは!UGです。
今回はポサリンピック2022のアングラハントバトルに参加させていただき、全勝優勝できたので振り返りとしてブログを書き残すことにしました。
【ルール】
大まかには、
・1時間の捕獲時間内に地下大洞窟で捕まえたポケモンのみ使用可能
・基礎ポイントや技変更など全て禁止で、捕まえたそのままの状態で参加
・ただし、地下大洞窟で入手できるもちものを持たせることは可能
というものです。
運営のMONO様作成のポケモン・もちもの一覧はこちらをご確認ください。*1
【地下大洞窟の仕様】
読むと記事や企画がわかりやすくなるかもしれません。
・石像効果:
秘密基地に発掘した石像を置くと対応タイプの出現率が上昇する。
計算が間違っていなければ、以下の表で
0~:少しアップ 74~:アップ 174~:ぐーんとアップ
となっているはず。
体感最も高い効果が表示されるだけで、全タイプの補正がかかっている気がします。
上限もないかも?
石像効果量 | 4×4 | 3×3 | 2×2 | 2×1 | 1×1 |
---|---|---|---|---|---|
伝説タイプ1 | 48 | 36 | 30 | 24 | 12 |
伝説タイプ2 | 24 | 18 | 15 | 12 | 6 |
色タイプ1 | 32 | 24 | 20 | 16 | 8 |
色タイプ2 | 16 | 12 | 10 | 8 | 4 |
タイプ1 | 16 | 12 | 10 | 8 | 4 |
タイプ2 | 8 | 6 | 5 | 4 | 2 |
狙ったポケモンを捕まえる際、同じ位置に出現するポケモンの種類の総数と石像効果のタイプが少ないほど出やすい。
・出現ポケモン:
全国図鑑後の地下大洞窟のポケモンはLv58~63で、タマゴ技を1つ確定で覚えており(ケンタロスやコイルなどタマゴ技がないポケモンは例外)、通常特性しか出ない。
部屋に入った時点で個体が確定するため、シンクロは部屋に入る前に行わなければならない。おそらくポケモンごとに出現位置が決まっており、その位置にポケモンがいるかはランダム。まれにポケモンが部屋に数体しかいないということもある。色違いの判別はフィールド上では不可能。
・適正ボール:
クイックボール(×5)は言わずもがな、全てのエリアでダークボール(×3)が適用される。
リピートボールやネットボール、ダイブボール(×3.5)の方がダークボールより上。
・フィーバータイム:
歩いていける範囲にいるプレイヤー全体で計40匹のディグダを集めると4分発生。
化石掘りの石像が確定で色違い(緑)になり、野生の色違い確率が2倍になる。
・シンクロ:
先頭に置いておくと確定で同じ性格になる。瀕死でも効果があるので瀕死にしておくと良い。*2複眼やプレッシャーなども同様の仕様なため併用不可。
【環境予想】
まず自分の考えたトップメタについて箇条書します。
この4種類のポケモンのいずれかで全ポケモンに有利が取れるはずです。
・ペリッパー:
特性変更されたSM以降どの野生ルールでも雨+ドロポン+暴風が使える最強ポケモン。
過去の部内企画でメタられ過ぎてフリーズドライオニゴーリをKP1位にさせるほどの存在感を放つ。
後出しから安定して処理できるポケモンがいないので対面で処理したい。
→パーティーに入れているだけで初手の選出誘導効果も高く入れ得。
・ドククラゲ:
高出現率、高捕獲率、必須厳選要素なしと企画適正◎。
ケンタロスに次ぐ速さと高威力一致技により対面性能が非常に高い。
・ケンタロス:
環境内では最速の威嚇持ち高ステータスアタッカー。
砂漠にも河岸にも吹雪の中にもおり、狙っていなくてもわりと出てくる。
ノーマルを半減以下に抑えられるポケモンがいないとぐちゃぐちゃにされるので選出誘導能力が高い。
基本ノーマル攻撃技しか使えず、対策されやすいのがネック。
・ヌオー/トリトドン:
水が強い環境なので水無効特性持ちかつ水対策の電気に強いのが強い。
特にドククラゲに後出しで安定するのがえらい。技も優秀。
これらのポケモンに安定して勝てる構築を目指しました。
想定していた多そうなポケモンTierはこんな感じです。技を無視した雰囲気の強さ・出やすさ・厳選難度などの補正込み。
こちらを使わせていただきました。
【捕獲パート】
性格用のシンクロ、タマゴわざ用の変わり者煙玉メタモン、ヌオーの貯水判定用のペリッパー、捕獲用のA特化シルクテクニガッサLV100を使用。
水石像にしてナギサのポケセン前でスタート。
1.通信トラブルの関係で潜ってすぐ行ける広い洞窟に留まりLv62/63の臆病雨降らしペリッパーを乱獲。(10min)
2.ヌオーの出やすい沼の大空洞で慎重ヌオー厳選。
メタモンで技判定→カウンター、自己再生があればクイックボール→捕まえられなければペリッパーで貯水判定→貯水ならガッサで捕獲
の流れ。ついでに出てきたモジャンボと貯水自己再生個体を捕獲。(20min)
3.移動せず臆病ドククラゲを乱獲(10min)
4.ディグダ集めのためハクタイに移動。広い洞窟で雑に使えそうな意地ポケモンを捕獲してるとフィーバータイム突入。(10min)
5.霊石像に変更して控えめゴース乱獲(10min)
結果
技や素早さなど、おおよそ理想通りのポケモンが集められました。
【構築】
一体でパーティーを破壊できるケンタロス・ペリッパー・ドククラゲで選出を誘導し、残りのポケモンでメタを張るという形です。
ドククラゲ ヘドロえき 臆病@どくばり
選出率1位(6/6)。
最も対面で勝てるポケモンが多そうな構築の軸。
苦手なのはケンタロス、トドンヌオー、モルフォン、壁貼り要員。
この内モルフォン以外はヌオーゴースで後出しから有利を取れ、モルフォンがいなかったので全試合先発。いた場合はおそらくペリッパーが先発となっていた。
ヌオー 貯水 慎重@たべのこし
じしん どくどく ドわすれ じこさいせい
選出率2位(4/6)。
ドククラゲや光の壁要員*3に後出ししてド忘れや毒々をするポケモン。
タマゴ技が多いため妥協個体も捕まえていたが、自己再生持ちを捕まえられて採用。
ゴース 浮遊 控えめ@のろいのプレート
選出率2位(4/6)
ケンタロスやヌオー/トリトドンを完封できるので後出ししてから後続にシャドーボールで負荷を掛けていくポケモン。
紙耐久だが3つの無効タイプと毒無効で相手を選べば安定したサイクルが可能。
ケンタロスへの打点確保と役割対象のトリトドンの置き土産起点に対応できるようにクリアスモッグを採用。使い勝手は落ちるが滅びの歌持ちも捕まえ、一番火力のあったクリアスモッグ個体を使用。
ペリッパー 雨降らし 臆病@あおぞらプレート
選出率4位(3/6)
飛行アタッカー兼選出誘導枠。
勝ち筋を詰めていけるルールなためドロポンは使わないが、警戒させられるだけでも強い。必中高火力で一貫性もある暴風がえらい。
ミラー意識で臆病。
モジャンボ リーフガード 慎重@そうしょくプレート
選出率5位(1/6)
ゴースの刺さりが悪い時に採用するヌオー/トリトドン対策。
基本パワーウィップしか使えないが高火力高耐久の貴重な物理アタッカー。
ヌオーのついでなので慎重個体。火力と引き換えにドククラゲのヘドロウェーブをほぼ耐えられる。
ケンタロス 威嚇 意地@シルフのスカーフ
選出なし
選出誘導能力の高さから採用。
パーティーのコンセプトに合わず、対策されてる場合に動かしにくいので、最初から余程刺さりが良くなければ使わない予定だった。
【使用候補】
・モルフォン:
このルールの最強積みポケモン。トップメタであろうペリッパーに弱い、厳選難度の高さ*4などから見送り。プレッシャーでペリッパーを厳選していたというお話を聞いてから、起点+蝶舞バトンがわりと現実的で最強だったのではないかと思いました。
・キリンリキ:
Lv技で悪巧みバトンが可能だが、全抜きを期待できるエースが見つからず見送り。
ダイヤモンド限定。誘爆大爆発でほぼ全てのポケモンを1:1に持っていける。雑に強いが安定性に欠けると考え見送り。
・トリトドン:
優秀なタマゴ技が豊富だが、ミラーコートでないとペリッパーに完封されてしまう。壁展開の対策としては欠伸も欲しく、置き土産での起点作りしたいポケモンがいなかったので対応範囲の広いヌオーを採用。
・サイドン:
最強の物理耐久と貧弱な特殊耐久。環境に多い水と草がしんどいので見送り。
ケンタロスの選出誘導に優秀だが、むしろゴースのカモにしたいのでBOX行き。
・エレキッド:
ダイヤモンド限定。ペリッパーに強く速い壁要員。いい感じの積み要員が見つからず見送り。
カウンターだけするポケモン。タマゴ技枠があるこの環境ではソーナンスは両刀、ココドラは低火力技で簡単に対策されてしまうので見送り。
・デリバード:
フリーズドライでペリッパーヌオートリトドンを破壊できる唯一のポケモン。好きなので使いたかったが、タマゴ技厳選に時間がかかり、弱点をつけないと弱すぎて見送り。
【対戦内容】
一回戦:サクラヴィアさん
編成:サイドン ゴーリキー トドゼルガ ドククラゲ ロゼリア キリンリキ
ヘドロウェーブとサイコキネシスでお互い半分以上削れ、お相手ドククラゲバック。ドククラゲがヘドロ+アクアリング型で、ヌオーを入れ損ねていたのでペリで犯罪するしかないと判断。ミラーコートを見せて警戒させてからペリバックにアクアリングが合わさり無償降臨。暴風して混乱を引き、ヘドロウェーブで2パンされる。混乱自傷、サイコキネシス耐え、吹雪回避からモジャンボのパワーウィップを三連続で当てて勝ち。
成功確率は高く見積もっても3%です。初戦から申し訳ございませんでした。。。
二回戦:Tαkutoさん
編成:ヌオー ドククラゲ ペリッパー シザリガー トドゼルガ ランターン
身内どころか考察の話してた相手なのでお互いバレバレの状態。様子見でヘドロウェーブしたら居座りでミラーコートされたのでヌオーバック。ド忘れから全抜きして勝ち。
水統一に自己再生ヌオーの相性が良すぎた。
三回戦:エクスさん
編成:ペリッパー ドククラゲ トリトドン ヤミラミ ケンタロス モココ
自選出:ドククラゲ ヌオー ゴース
光の壁に合わせてヌオーバックし、ド忘れするとペリッパーバックされる。毒々を入れて自己再生とド忘れで耐久して最終的に三タテ。毒々をきちんと当てて最後まで混乱しないヌオーの自覚が高かった。
四回戦:スパーダさん
編成:モココ ペリッパー トリトドン ドククラゲ コータス ウツドン
自選出:ドククラゲ ヌオー ゴース
光の壁に合わせてヌオーバックし、雑にド忘れしたら想定していなかったウツドンがやってきて困惑。ドククラゲを後投げし、はっぱカッター2発で赤ラインになるもののヘドロウェーブで半分削れる。ヘドロウェーブに対しモココが出てきたのでヌオーバックから地震で突破。出てきたウツドンにヌオーを倒されゴース死に出し。葉緑素で上を取られるがはっぱカッターを耐えシャドーボールでフィニッシュ。焦りでプレイが雑になっていたものの、おそらくウツドンの特防個体値が相当低かったためになんとか勝てた形です。
五回戦:けつばんさん
編成:ケンタロス ソーナンス トリトドン ビーダル ドククラゲ ヘルガー
自選出:ドククラゲ ヌオー ゴース
ゴースバックでノーマル無効。シャドボを居座りで防がれ威張るが命中。クリアスモッグを見せ、交代読みでドククラゲにシャドーボール。ケンタロスドククラゲソーナンスとゴースヌオーのサイクルになったが、きちんと有利な択を通して最終的に毒とゴースで全員削って勝ち。
六回戦:クロルさん
編成:ペリッパー ケンタロス トドゼルガ トリトドン トロピウス サマヨール
ゴースバックでノーマルを無効にし、交代読みシャドーボール→シャドーボールでペリッパーを突破。トロピウスにドククラゲバックしたらやどりぎを打たれるがヘドロえきだったのでダメージ。ヘドロウェーブを耐えられるがリーフストームを耐えてやどりぎで突破。ここでお相手降参。
最終戦績 6-0-0 OMW63.9% (1位/36人) (+ディグダ賞)
【KP】
大方予想通りでしたが、なんと水環境の中ヘルガーが2位です。シルクケンタロスや水相手は厳しめですが、草・ゴースト・ソーナンスなどの対策として優秀なポケモンとなります。
【おわりに】
ポサリンピックではこの企画に絞っていたので、優勝できて嬉しいです!事前準備の要らない本企画のお陰で自分もポサリンピックを楽しめました。運営・捕獲グループ・対戦相手の皆様に改めて感謝申し上げます。